MCI(軽度認知障害)とは?早期発見で未来が変わる?
- 6 日前
- 読了時間: 3分
「最近、物忘れが増えた気がする…」そんな不安を感じたことはありませんか?
年齢を重ねると誰でも多少の物忘れは起こりますが、
正常な物忘れと認知症のもの忘れの中間に位置する状態として注目されているのが
MCI(軽度認知障害) です。
MCIの基本から認知症との違い、そして早期対策の重要性について解説します。
MCIとは?
MCIとは、健康な状態と認知症の中間にあたる状態です。
健常 → MCI → 認知症
MCIの段階では
記憶力や判断力に軽い低下がある
しかし日常生活はほぼ自立できる
という特徴があります。
65歳以上では約7人に1人が該当するとされており、決して珍しくありません。
単なる加齢による物忘れでは
ヒントがあれば思い出せる
体験の一部を忘れる
生活に支障はない
ですが、
MCI(軽度認知障害)では
体験の一部を思い出せない
忘れる頻度が増える
判断力がやや低下
となります。
認知症に進行すると
体験自体を忘れる
判断力が低下
日常生活に支障が出る
といった状態となります。
「ある出来事を思い出せるかどうか」と「生活への影響の度合い」が判断材料のひとつとなります。
MCIは“戻れる可能性がある段階”です
MCIの方のうち、年間5〜15%が認知症へ進行するといわれています。
しかし重要なのは、 MCIは改善や維持が期待できる段階であること です。
下記の図のように、同じMCIの状態でも進行しない方もいれば
認知症に進行する方もいらっしゃいます。

つまり、MCIは分岐点です。
早期に対策することで
認知機能の維持
進行の遅延
生活の質(QOL)の維持
が期待できます。
こんな症状はありませんか?
以下に当てはまる方は、一度ご相談をおすすめします。
同じことを何度も聞いてしまう
体験したこと自体を忘れることがある
ヒントがあっても思い出せない
物忘れを指摘されることが増えた
2つ以上当てはまる場合は、早めに確認しましょう。
当院でできること
当院では、認知症専門医在籍クリニックとして
認知機能検査
必要に応じた画像検査のご案内
状態のわかりやすい説明
生活改善・予防の具体的なアドバイス
治療の適応判断
を行っています。
早期だからこそ可能な治療
近年では、
レカネマブ(レケンビ)
ドナネマブ(ケサンラ)
といった治療薬が登場しています。
これらは
軽度(MCI〜初期)で適応
原因物質アミロイドβに作用
進行を遅らせることが期待される
という特徴があります。
進行してからでは投与の適応にならないため、早期発見が重要です
*希望してすぐに開始できるお薬ではありません。適応評価、説明と同意等のため初診から投与までに数か月かかることがあります。
*当院は初回投与施設ではありません。
ご家族の方へ
認知症はご自身では自覚しにくいのが普通です。
最近おかしいなと感じたら、ご家族からのご相談も大切です。
本人が気づいていない
受診をためらう
そのような場合、ご家族のみのご相談(自費)も可能です。
まとめ
MCIは
「認知症の前段階」ではなく「未来を変えられる可能性のある分岐点」です。
気になる変化を見逃さない
早めに状態を知る
適切な対策をとる
それが、これからの生活を守る第一歩になります。
杉並区のみずほクリニックは火曜日午前中・土曜日隔週にもの忘れ外来を行っています。
どうぞお気軽にご相談ください。
ご予約相談はこちら


